【マンガ:お葬式の先生の続きはこちら】
今までのお葬式は地元の葬儀業者にお願いすることが一般的でした。葬儀業界は規模が小さく、上場している会社は1~2社ほどしかない村社会です。そのため、葬儀の費用が安くなることはなく、最近まで平均価格は200万円前後でした。
ここに登場するのがインターネット葬儀社です。どこの誰もが「インターネットで葬儀を注文する人なんていない」と口をそろえて言いましたが、予想を裏切る結果に。
大手葬儀業者でも、年間の受注件数が多くても1万件。(これは本当に多くて)これに対してインターネット葬儀業者の年間受注件数は会社設立から1年で3万件を突破しました。
市場は低価格な葬儀を求めている
葬儀の安さを求めるあまり、基本料金で11万円といいはじめた業者もあります。これは本当に基本の基本料金で、この金額で葬儀を行うことはできません。
直送と呼ばれる式を行わない葬儀の費用だと考えてください。ちなみに火葬場の料金は含まれません。
【参考:【葬儀を安心でどこよりも安く!】なら小さなお葬式がおすすめ】
全国規模で葬儀を受け付ける葬儀業者が参入したことで葬儀費用の平均は大きく下がりました。2020年現在で100万円前後というところでしょうか。
終活を始める高齢者も増えてきた
葬儀は誰かが亡くなってから行うものです。死は不吉なものとされ、今まで葬儀の事前予約なんてご法度でしたが、ここでも低価格を実現するために事前予約をしておくと葬儀の基本料金が安くなるというプランを打ち出したことで、葬儀の常識が変わりつつあります。
また、終活をはじめる高齢者も多くなってきました。はじめは嫌がる高齢者が多いのではないかと予想されましたが、思いのほか「自分のことは自分で決めたい」「身の回りの整理は元気なうちに自分でやっておきたい」という人が多かったのです。
今では無料でエンディングノートを配布する葬儀業者も増えましたし、市区町村でも配布していることが多くなりました。近所で配布している場所がない場合、葬儀業者にパンプレットを請求すると無料でもらえますし、楽天やアマゾンで購入することもできます。
参考:【エンディングノートの書き方】希望を伝えるために日記として残す
これからの葬儀はまだまだ新しく進化していきそうです。
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